防犯設備士が教える【 団地の効果的な防犯対策】

防犯設備士が教える防犯ノウハウ

私達は皆様のご住居から街の安全まで様々な所の「防犯」に関わるプロです。防犯に関することを1つ1つ解説していきます。

広島を中心に活動している防犯設備士の晃響です。宜しくお願い致します。

団地の防犯対策は不十分?

昨今、日本では多くの盗難被害や空き巣等の被害が多発しています。それらの多くは一軒家や2〜3階建てのアパートなど外から容易に侵入しやすいといからと理由が明確です。ですが、4階以上だから狙われないというわけでもありません。ここで、団地の特徴について見ていきましょう。

団地の特徴

団地といえば4階以上のことが多いいでしょう。しかし、侵入されたケースとして多いのは約6割が「入口からの侵入」です。団地によく見られる防犯対策には「オートロック」や「防犯カメラの設置」などがありますが、全ての団地に備え付けられているわけではありません。ですが団地には団地なりの強みも存在します。団地ならではの強み、と言うと少し語弊がありますが、団地で生かしやすい強みとなれば別です。それらをご紹介いたします。

団地の強み

【共同住宅】 窃盗犯の心理として「目立ちたくない」と言うものが挙げられます。共同住宅ということはそれだけ「近所間でネットワークを築きやすい」ということになります。不審な人影などの情報共有が行われると対策できますよね。また近所仲が良好になると自分だけでなく、団地自体の防犯にもつながります。

また近所仲を築く方法として「自治会の活動に参加する」というのが挙げられます。活動に参加することで近所の人だけでなく、団地全体の人と交流することもとても重要です。

有効な防犯対策は?

団地となると賃貸の形をとっているところが多いいでしょう。なので防犯対策だからと言って大掛かりな工事はできませんそこで有効なのが、「複数の防犯機器を設置する」です。オススメな防犯グッズを紹介いたします。

(扉および防犯のポイントについて詳しく書いた記事はこちら

録画機能付きインターホン チャイムの音に反応して自動で録画する機能がついたインターフォンは、不審者対策としても効果的です。侵入窃盗犯は、住民が留守かどうかを確かめるためにチャイムを鳴らすことがあります。カメラつきのインターフォンがついていると顔を見られてしまいますから、そもそもターゲットにされにくくなる効果も見込めます。団地のような賃貸住宅でも工事なしで設置できるインターフォンがあります。  こんなインターホンはどうですか?

補助錠 補助錠とは、後づけできる補助の鍵のことです。窓や玄関に補助錠をつけることで、侵入にかかる時間を長くすることができます。(詳しく書いた記事はこちら)※(ただし、サッシや扉に穴を開けて設置する補助錠は、賃貸物件では使えません。両面テープなどで固定できる補助錠を選びましょう。)

サムターンガード サムターンガードとは玄関扉の内側の鍵を回す部分(ここの部分をサムターンと言います)の周辺に取りつけることで、外部からサムターンを回して鍵を開ける手口を防ぐアイテムです。サムターンガードは価格も手頃で、賃貸住宅でも取りつけられる物が多く販売されています。※(ただし、こじ開けや器具などを使ったピッキング等には効果はありません)こんな奴です↓

如何でしょうか?今回は「団地の効果的な防犯対策」についてご紹介いたしました。これからも皆さまのお役に立てる情報をお届けしたいと思います。

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