防犯機器の取り扱いだけでなく犯罪企図者の心理にも精通
防犯コンサルタントの《防犯のプロ》はS級防犯診断士と防犯設備士のそれぞれに特化した専門知識を持つ2人1チームでセキュリティ設計を行う防犯コンサルタントです。セキュリティ設計を通して大切なご家族と財産を護り安心して過ごせる毎日を創るお手伝いをさせて頂いております。現在は広島を中心に活動させて頂いております。
《防犯のプロ》は犯罪企図者の行動や心理を専門的に分析し防犯診断と防犯設計を専門的に行うS級防犯診断士の資格を持った専門家と様々なシチュエーションで最も効果的な防犯設計・防犯機器の選定・取り付けが出来る防犯設備士の資格を持った2人1チームですので、あなたの大切なご家族や財産などを護る為に必要な全ての知識・資格を持ったセキュリティ設計のプロチームです。
防犯診断士は犯罪企図者や侵入方法とそれらに対する防犯方法などに関する豊富な専門知識がありますが、防犯機器の選定や設置の知識に関しては防犯設備士にかないません。一方、防犯設備士は一般的な犯罪に関する知識はありますが、どちらかというと防犯機器の選定や設置等の専門知識を多く持っているので、犯罪企図者の行動や心理に関してはS級防犯診断士にかないません。
その為、本当の意味で専門的に防犯設計を考える場合、S級防犯診断士と防犯設備士の両方の専門知識が必要になると考え、私達『防犯のプロ』は2人1チームで防犯コンサルタントとして活動しております。
防犯の基本は犯罪企図者が嫌がる環境の準備です。
防犯に関して最も気をつけるべきことは『侵入できない家づくり』ではなく『侵入したくない家づくり』なのです。どんなに沢山の防犯カメラや防犯機器を設置しても設置の設計や設置の仕方が中途半端だと犯罪企図者にとっては『警戒の甘い家・侵入可能な家』と見破られてしまいます。
また、どんなに強固なドアや窓にリフォームしても『侵入できないことはない』のです。
そこで大切なのは強盗などに入ろうとする犯罪企図者に候補にあげられないこと。そして万が一、犯罪企図者が侵入に試みた場合でも侵入に時間がかかること。時間がかかっている間に通報や避難ができること等、ご家庭ごとの環境と犯罪企図者の行動や心理を考えて防犯のセキュリティ設計を綿密に行うことです。
空き巣・強盗の犯罪件数と検挙率
まずは空き巣(侵入窃盗)の検挙率ですが警視庁の統計よるとこの図の様に認知件数の約50%となっています。警察の方が一生懸命に捜査をして下さっても約半数は空き巣の犯人は捕まっていないということです。また、空き巣犯は逮捕される確率が低いため1度成功すると味をしめて繰り返す特徴があります。
こちらのグラフは警視庁の公表データです。
別の資料を見てみましょう。
令和2年版の犯罪白書によると、令和元年中に警察が認知した窃盗事件53万2565件に対して、検挙された件数は18万897件でした。この件数から割り出した検挙率は34.0%です。
さらに過去のデータを国立国会図書館の資料で見てみると
2002年頃までは窃盗犯の検挙率は20%台となっていたようですが、その後警察の方のご苦労と防犯意識の高まりや地域の方々の見回り活動等もあって検挙率は50%台になりました。
直近のデータを見てみましょう。
(重要犯罪とは、殺人、強盗、放火、強制性交等、略取誘拐・人身売買及び強制わいせつをいいいます。)
このデータは2023年5月のものですので、2023年の検挙数が少ないのは犯罪後間もないので立件されていないものは含まれていないからです。
例えば、2020年のデータを見てみると強盗の認知数が544件 検挙数は434件で79%の検挙率になります。重要犯罪=凶悪犯やTVにも報道されるような事件に関しては警察も本気度合いというか割り当てられる人数も多いので検挙率も高いのではないでしょうか。
一方で空き巣などの侵入盗のデータを見てみると
(重要窃盗犯とは、侵入盗、自動車盗、ひったくり及びすりをいいます。)
同じく2020年で見てみると住宅対象の侵入盗は認知数が8184件 検挙数は4682件で57%の検挙率になります。2022年はコロナの影響で自宅にいる機会が増えたので空き巣被害が少なかったのではないでしょうか?
防犯カメラの犯罪抑止効果
防犯の基本は犯罪企図者が狙わない家にする事です。
そのための1つの方法が防犯カメラ等の防犯機器です。
こちらのグラフを見ると防犯カメラの普及に伴い犯罪件数も減少した事がわかります。
防犯カメラや防犯機器の普及に伴い検挙数は伸びていきました。
検挙率は50%台を超えない。
しかし犯罪企図者も捕まらないようにと研究し、検挙率は50%台を超えることはなく防犯カメラがあるだけでは犯罪を防止する事は出来ない時代になったのです。
例えば令和2年の窃盗犯認知件数は417,291件で検挙件数は170,687件 検挙率40%
令和3年の窃盗犯認知件数は381,769件で検挙件数は161,016件 検挙率42%
防犯カメラの普及に伴い出来心や初心者的な空き巣犯等に対して一定の犯罪抑止効果はあり認知件数は減少しましたが、その一方でプロの犯罪企図者はより巧妙になり防犯カメラをくぐり抜け検挙数は頭打ちとなっているのです。
『侵入したくない家づくり』
犯罪企図者が巧妙なプロとなり一旦狙った家への侵入や窃盗・強盗に関しては防犯カメラの目を掻い潜り簡単には捕まらないというのが現状です。
しかし防犯カメラが一定の犯罪抑止効果があったのは確かなので犯罪に関する行動や心理に関する専門知識を持った防犯コンサルタントが綿密にセキュリティ計画を立てて防犯設計をすれば巧妙なプロの犯罪者に対しても犯罪抑止効果は望めるのです。
細かなノウハウは公開出来ませんが、防犯カメラ以外の防犯機器の活用や心理的ブロックを構築することで『この家は侵入が難しそう・この家に窃盗に入るのはリスクが高い』と認識され高い防犯効果を得ることが可能です。
大切なのは防犯カメラを取り付けることではなく『侵入したくない家』を創る事なのです。
私達は防犯コンサルタントとしてご家庭ごとの防犯の相談受付や防犯診断・セキュリティ構築、防犯設計・防犯工事や防犯リフォームなどを承っております。
具体的には、建物や住宅の防犯診断・セキュリティ確認、防犯対策《提案や指導、防犯設備設計及び設置工事、セキュリティ教育や防犯セミナー・防犯啓蒙などの活動をしております。
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