防犯設備士がわかりやすく解説【効果的なストーカー対策とその実態】

一軒家防犯の基本

私達は皆様のご住居から街の安全まで様々な所の「防犯」に関わるプロです。防犯に関することを1つ1つ解説していきます。

広島を中心に活動している防犯設備士の晃響です。宜しくお願い致します。

ストーカーとはどのような事を指すのか

警察庁によるとストーカーとは、「つきまとい行為」や「位置情報無承諾取得」(いわゆる位置情報共有アプリ)などを繰り返し行う事で、ストーカー規制法という法律に触れる事を指す とあります。   

つまるところ、ストーカーとは法律によって定められた立派な犯罪です。では、それらの例を見てみましょう。

ストーカー規制法に該当する例

つきまとい、待ち伏せ、見張り、押しかけ、うろつきなど。

帰宅や出勤や登校を監視していることを伝えるメールや電話。(帰宅直後におかえりと言うなど)

面会、交際、義務のないことをすることの要求。(拒否しても面会や交際、復縁を求めてくるなど)

乱暴な言動や名誉を害する事をほのめかす行為。(SNSなどを使った場合も該当)

拒否してもこれらが続く場合無言電話、連続した電話・FAX・手紙・メール・SNSのメッセージなど。

不快感や嫌悪感を与えるものを自宅や職場に送りつける等の行為

わいせつな写真などを送りつけられたり、インターネットに掲載されるなどの行為

アプリケーションを用いて、GPSであなたのスマートフォンの位置情報を知られる

あなたの車や、私財にGPS機器を取り付けられるなどの行為

などが挙げられます。これらが該当する場合、「ストーカー行為」とみなされ、懲役や罰金に処せられることもある犯罪となります。

またこれらストーカー規制法は近年改正され以下の改正法案が出されました。

GPS機器等を使って位置情報を取得する行為。

GPS機器等を取り付ける行為。

実際にいる場所の付近において

見張る、押しかける、みだりにうろつく行為。」

拒まれたのにも関わらず

連続して文書等を送る行為。

これってストーカー?危険を判断するポイント

相手が怖いと感じることがある

例…交際中の相手の場合

・あなたの行動を細かく知りたがる。
・自分の思い通りにならないと怒る。
・あなたに暴力をふるったり、乱暴な言葉を使うことがある。

例…交際を断った後や離婚後の相手の場合

・拒否しているのに何度も電話やメールがくる。
・一方的に会いに来たり、近づいてくる。
・あなたの周りの人に連絡してくる。

心当たりはないが、なんとなくつきまとわれている気がする

「なんとなくそんな気がするけどどうなんだろう…」そんな些細な事でも感じたらすぐに行動しましょう。ストーカーが誰かわからないというのは、それだけで強い不安を感じることであり、大変危険です。すぐに警察へ相談しましょう。

相手が過去に他人や知人もしくは自分をストーカーをしていた事がある

言わずもがな危険です。様子を伺うのではなく、信頼できる知人や警察などに相談しましょう。

効果的なストーカー対策は

以前私のブログでは『防犯設備士が教える「扉の防犯と防犯のポイント」』にて一人暮らしを考える・また、すでに一人暮らしをしている女性向けの防犯対策を書きました。そこでも効果的な対策が載っていますので是非ご覧ください。

効果的な対策

自己防衛編

・落ち着いて状況や具体的な内容をメモをし、警察に通報する。

(怖いかもしれませんが必ずあなたの役に立ちます。)

・不安な時はタクシーを利用する。

・大人でも防犯ブザーを身につける

・携帯電話はいつでも110番できるようにしておく。

・いざという時は近隣住民や信頼できる人に助けを求める

女性の一人暮らし編

・ドアや窓には二重鍵とドアスコープのものにするまたは後から取り付ける。

・ドアを開けるときは周囲に常に警戒する。

・不審者がいるときは迷わず助けを呼ぶ。

・一人暮らしを悟られないようにする。(コンビニに行く際はものを二つ買うなど)

・可愛らしい家具は外から見られないようにする。

郵便物を受け取る時は最大限注意する。(特に身に覚えがない場合は要注意)

・アポなしの訪問には出ない。特に水道、ガスの点検を装って「中に入れてもらえませんか」や「直接話したい」などと言われる場合は要注意こういった点検等は基本的にはポストに事前に告知の紙などが入っているので、どうしても身に覚えがない場合には「管理会社に点検があるのか確認をとってみるので」と言ってその場は帰ってもらって管理会社等にしっかり確認を取る。のが良いでしょう。

以上です。

まとめ

防犯というのは「何もないのが一番。だからまず不安となる可能性を減らす」事だと私は思っています。なので今回のストーカー対策として挙げさしていただく例はほんの一部だと思っていただきたいです。

ストーカーは常人には考えつかないような行動と考えを持っています。事前に察知することは難しくとも、対策をして未然に防ぐことはできます。大切なことは「もしかしたら…」と考えることです。先読みをしてもしかしたらを減らしていくことができればより充実した日々が送れるのではないかと私は思います。

皆様の安全で快適な日々と、皆様を迎える朝と夜が優しく迎える事を心から祈っております。

如何でしょうか?今回は「効果的なストーカー対策とその実態」についてご紹介いたしました。これからも皆さまのお役に立てる情報をお届けしたいと思います。

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