防犯設備士が教える様々な警戒装置のメリット・デメリット

防犯設備士ロゴ 防犯設備士が教える防犯ノウハウ

私達は皆様のご住居から街の安全まで様々な所の「防犯」に関わるプロです。防犯に関することを1つ1つ解説していきます。

広島を中心に活動している防犯設備士の晃響です。宜しくお願い致します。

警戒方式ごとの「メリット・デメリット」

前回のブログにて、検知器と警戒方式の説明をいたしましたが、今回はさらに一つ一つ詳しく見ていきたいと思います。まずは警戒方式ごとの「メリット・デメリット

①点警戒点警戒は簡単に言うと「金庫の鍵やスイッチの反応の有無」などその一点に集中した警戒方法です。これのメリットとしては、「外部からの警戒装置の発見が困難、物によっては侵入者に悟られることなく通報などができる」と言った点です。これのデメリットとしては「その場での撃退が困難」と言うのが挙げられます。

②線警戒 線警戒は簡単に言うと「壁上やフェンス、柵と言った一直線の範囲を警戒する方法」のことを指します。これのメリットとしては「警戒範囲が広い、万が一破壊工作を受けてもすぐに検知できる」と言う点です。これのデメリットは「警戒範囲が広いゆえにその他設備や施工に費用と場所をとる」と言うのが挙げられます。

③面警戒 面警戒は簡単に言うと「ガラス面や壁、有線のセンサー、レーザーなどの範囲を警戒する方法」のことを指します。これのメリットは「点、線、面、空間検知器を含めたほぼすべての場所を含めた警戒ができる、視覚的効果も高い」と言う点です。デメリットは「少し器用貧乏」な所です。と言うのも、面警戒設備はその警戒範囲が広いのでその分他の一点集中型の警戒設備より多少パフォーマンスが劣る部分があるからです。

立体警戒 立体警戒は簡単に言うと「天井から床面といった空間の警戒をする方法」のことです。これのメリットは「即座に反応できる、他の警戒設備と組み合わせれば高い防犯性能を誇る」と言う点です。デメリットは「この設備単体ではできることが少ない」と言うのが挙げられます。

ではこれらデメリットを解決するにはどうしたらいいでしょうか、お次に紹介させていただきます。

併用する事でデメリットをメリットに変える

これまで挙げていきたデメリットは様々ですが、ほぼ全てに共通する解決方法として、「他の警戒設備及び警戒方式と併用する」と言うことです。例を挙げるなら点警戒なら「金庫の鍵に専用の鍵以外のものが差し込まれた、または破壊されたなどを検知したら自動通報器が作動する。や、威嚇器による警報音が鳴り響く」など、こう言ったようにすると、一つのデメリット他の機器で補うことでメリットに変えられます。なので一つの警戒設備だけより他の警戒設備と併用することでより高い防犯効果が見込めます。

いかがでしたか?次回のブログもぜひご覧ください。

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