私達は皆様のご住居から街の安全まで様々な所の「防犯」に関わるプロです。防犯に関することを1つ1つ解説していきます。
広島を中心に活動している防犯設備士の晃響です。宜しくお願い致します。
実はみんな使っているバレやすい暗証番号
みなさんはいつもどんな形で日々を過ごされていますか?「日々仕事に追われています…」と言う方や「家の家事で忙しい」と言った方、はたまた「学生だから勉学やスポーツで忙しい」と言った方など様々だと思います。そんな何気無い日々に潜む危険あなたはわかりますか?
あなたの暗証番号は絶対安全?
暗証番号…現代では必要不可欠なものであり何にでも使用する機会が必ず訪れるもの。それが暗証番号です。みなさんが一般的に使用する暗証番号を使うものといえば「スマートフォン」、「PC」、「個人カード(クレジットカード等)」などが挙げられるでしょう。これらのものはその一つに莫大な情報を蓄え、検索し、やりとりします。そこで誰もが安全にそして快適に使用するために用いられる暗証番号はみなさましっかりと管理されてますでしょうか?より便利な世の中になっていく昨今便利でも人間一人の力では到底把握しきれない情報というのがあるのもまた事実。面倒臭くなって全ての端末を同じ暗証番号で登録してはいませんか?実は「最もバレやすい暗証番号(パスワード)」というデータがあるのはご存知ですか?
バレやすい暗証番号ランキング四選
1位「連番」
規則性のある数字の並び。「123456」とか「654321」で、逆順で並んでいるこれも連想しやすいもの。他には「abc123」と連続するモノをくっつけただけ。こういうものは非常に弱いパスワードと言われています。
2位「同じ番号」
ゾロ目の数字で「11111」とか「777777」。確かにコレは覚えやすいですが「自分が覚えやすい」というだけ、自分が覚えやすいという事は相手にもバレやすいと考えた方が良いという事です。
3位「キーボードの文字の並び」
馴染みのない方には分かりづらいかもしれませんが、キーボードの文字の並び、
「Q」から始まって順番に押していくだけとか「数字4つ」を押して下の段の「英語4つ」を押すとか。後、形で覚えるもの。「V」にするとか「Z」にするとかというキーボードの並びは よく登録されていて、破られやすいパスワードになります。
4位「安易な単語」
「Password」「Lovely」「Welcome」。これは安易な単語…覚えられないのでパスワードは「PASSWARD」とか単純な単語を使うとか、後は「I Love You」とかだの簡単な文章。よくある文章といったところです。
この4つのパターンは絶対に気をつけないといけません。
簡単じゃなきゃいいの??
簡単じゃなきゃ良い…と、言ったわけでもありません。確かに長く複雑なパスワードは強力で破られにくいですが、ほぼ自力で覚えるのは難しいため多くの場合は端末に記憶させるなどして使用することでしょう。これらは仮に一つ。一つでも暗証番号を破られた時に端末の記憶から呼び出される可能性があり、そうするとドミノ倒しのように全て突破されてしまいます。と、ここまで散々脅してきましたが大抵の場合ここまで深刻な状況に陥ることはありません。ですが備えなくてはならないのは本当です。
被害を最小限に
上のように「じゃあどうするんだよ!」となった方に。仮にあなたが何らかの原因で暗証番号が漏洩してしまったとしましょう。そんな時に被害を最小限に食い止めるための方法として、
1、暗証番号を決める際、ある程度被害を受けても致し方ないと思う所だけを同じ暗証番号にする。
これのメリットとしては、例えばバレてしまった暗証番号がクレジットカード、PC、スマートフォン…と全て同じだと軒並み悪用される恐れがあります。そこでクレジットカードはそれ用の、PCはPCの、スマートフォンはスマートフォンのと、ある程度自分で「これとこれは一緒でも大丈夫」、「これとこいつは分けておこう」と分別すると被害は最小限で抑えられます。全ての暗証番号を変えるとなるとそれだけで日が暮れそうになるので、「絶対に使うもの」「大事なもの」と分けて使うと良いでしょう。
どれが大事かわかんない!って方は特に大事な「お金」、個人情報に関わる「SNS」「メール」だけ分けておくと良いでしょう。
2、パスワードチェックサイトを利用する
パスワードが漏れているか どうかがチェックできるサイト「Have I Been pwned」このサイトを使うだけですでに漏洩してしまっている約95億件のパスワードとメールアドレスのセットが登録されていますその中から入力画面に自分のメールアドレスを打ち込むだけでパスワードが漏れているかが分かります。 そして、漏れていない場合は、「グリーン」の画面表示が、漏れていた場合は「レッド」の画面が表示されます。これらを使用してなるべく被らず、なるべくバレない暗証番号を使用するようにしましょう。
如何でしょうか?今回は【意外と知らない暗証番号の秘密】についてご紹介いたしました。これからも皆さまのお役に立てる情報をお届けしたいと思います。