こんにちわ!S級防犯診断士 一軒家防犯コンサルタントの眞田です。お会いした方々に最近多く質問される一軒家の強盗対策について解説したいと思います。
泥棒や強盗に入られないための予防策
一般的には下記のように言われていますが、これでは強盗が防げるのでしょうか?
- 短時間の外出でも必ず施錠する
- 玄関の周囲(新聞受けや植木鉢)にカギを隠さない
- ひとつのドアにカギを複数付ける
- (賃貸住宅の場合)入居時にカギを交換してもらう
- ベランダや庭の窓の鍵掛けを確認
- 窓ガラスに防犯フィルムを貼る
- センサーライトや監視カメラを設置する
- 見通しの良い環境を作る
- 侵入の足場になるものを置かない
- 近所同士の声掛け
そもそも空き巣などのレベルでしたら上記の1〜10で被害に合う確率を下げることは出来ますが、強盗となると話は別です。
そもそも強盗とは?窃盗との違いは?
暴行又は脅迫をしたのか否かという点に違いがあります。 他人の見ていない隙にその者の財物を奪い取ったら窃盗罪ですが,相手に暴行を加えたり脅迫をして反抗を抑圧した上で財物を奪った場合には強盗になります。また空き巣とは、留守中の家屋に侵入し、家人と接触しないことで強盗せずに財産を窃盗することを言います。
強盗対策の基本
前述のように家に人がいる状態で押し入って暴行または脅迫により金品や財産を奪うのが強盗ですので、まず何よりも「この家は強盗に入りにくい!」「この家に強盗に入るのはリスクが高い!」と強盗に思わせることが重要なのです。
例えば防犯カメラを設置しても目出し帽などで顔を隠されたら犯人の特定は出来ませんし、何よりも防犯カメラが強盗を防いでくれるわけでは無いのです。
きちんとした対策と合わせて防犯カメラを使わなければ単なる犯罪記録装置になってしまいとても残念な事になってしまいます。
自分で出来る強盗対策の第一歩【日常の行動】
下記事項の詳細は追って1つ1つ解説します。まずは大まかに何が大切かを掴んで下さい。
- 防犯に関する意識が高い家だと分かるようにする
- お年寄りや子どもだけで留守番している等の状況が分からないようにする
- 門にしっかりと施錠する。玄関や窓も鍵掛け確認の習慣
- 外から庭などの見通しを良くし、家の中はカーテンなどで目隠しをする
- 玄関付近の外から見える位置に防犯カメラと警告シールを設置
- 車庫は扉のタイプにするか車カバーをかけて車種を分からにようにする
- 洗濯物から家族構成が分からないようにしておく
- 表札の名前書きから家族構成が分からにようにしておく
- 留守の時でもタイマー等で照明をコントロールする
- 不審な電話やアンケートには応対しない
- 近所や地域での声掛けや連絡の習慣化・地域防犯対策
大まかにですが最低でも上記の1〜10は「強盗に入る家の候補に入らない為の第一歩です。」
11の近所や地域での対策もとても重要です。
具体的な強盗対策の設備【お家の強化】
まずは基本からお伝えします。こちらも追って詳細をお伝えしますね。
- 玄関周りと勝手口や窓に対して防犯カメラの取り付け
- 通路や庭・勝手口付近に照明威嚇装置などの取り付け
- 玄関は必ずツーロックで守る+オートロック等の活用(玄関ドアの安全性の確認)
- 小窓にはルーバーを取り付ける
- サッシ窓には補助錠をつける
- 破壊に強い合わせガラスの使用や防犯フィルムで窓からの侵入対策を行う
- 雨戸、シャッターで窓をガードする
- 2階からの侵入経路にも必ず防犯対策を行う
- 家の中で安全確保出来る場所を作っておく
- 脱出経路を作っておく
- 非常時に外部や警察に連絡する方法を決めておく
- 万が一用の安全確保用具の準備をしておく
如何でしょうか?【日常の行動】編と【お家の強化】編がありますが、次のページでは強盗に入られない為の【日常の行動】を詳しく解説したいと思います。
コメント