防犯設備士が教える「窓に関する防犯対策の意外な落とし穴」

防犯設備士が教える防犯ノウハウ

私達は皆様のご住居から街の安全まで様々な所の「防犯」に関わるプロです。防犯に関することを1つ1つ解説していきます。

広島を中心に活動している防犯設備士の晃響です。宜しくお願い致します。

防犯対策をするにあたって、まず思いつくものの一つに「窓の防犯対策」があるのではないでしょうか。確かに窓の防犯対策はとても重要です。今回はその「窓の防犯対策」について詳しくご説明いたします。

窓からの侵入を防ぐには何があるか

窓からの侵入を防ぐ手段として、「窓用補助錠」「窓用格子」「防犯フィルム」などが挙げられます。もちろん全て使えるならそれはもう限りなく安全に近いのですが、費用や設置箇所などを考えるとあまり現実的ではありません。なので、現実的かつ実用性の高い防犯をするにはどうしたらいいのか解説していきます。

窓用防犯設備の効果

先ほど挙げた三つの窓用防犯設備の特徴と性能をざっくりと説明します。

窓用補助錠

窓用補助錠は、比較的安価で手に入りやすく、特別な資格や難しい説明書などがないことから多くの人に重宝されています。ですがこれはあくまでも「補助錠」ですので「これ一つ窓に取り付けるだけで安心安全」とまではいきません。付いているのと、付いていないのでは断然付いている方がいいですが、どちらかと言うとこの補助錠は他の防犯設備とセットで使用するといいでしょう。例えば補助錠と防犯フィルムのように組み合わせるとより強い防犯効果を見込めます。

窓用格子

窓用格子は名前の通り窓に取り付ける格子で、これは補助錠よりは値段が張りますが物理的接触や破壊活動防止に大いに役立ちます。設置方法もネジで止めるものや業者さんに頼む事もできますし、欠点も特にはありませんが窓枠に直接取り付けるため外観が少し崩れるかもしれません、そこは設置する際よく考えて設置してください。

防犯フィルム

防犯フィルムは今まで挙げた二つよりも値段が張りますが、その分効果は抜群で一目見たでけでは付いているのが分からず、道具などを使用しても簡単には壊れなくなるほど。ですが防犯フィルムを貼るためにはちゃんとした知識と専門の資格を持っていないと貼ることができないため注意してください。また、先ほど挙げましたが、この防犯フィルムも「これさえあればいい」というわけではなく他のものとセットで使用することが推奨されます。

設置箇所の選定

次にどんな場所にどんな設備が必要か解説していきます。

例えばこのような家の場合

この写真で言えばここの位置に防犯設備を取り付けるのはみなさんもお分かりでしょう。もちろんこの場所に取り付けるのは大正解です。裏側などはこの写真ではわかりませんがおそらく窓があるのでしょう。そこにもつけるのも大事ですね。ですがこのようなお家で最も重要なのは次の場所になります。

一番重要なのはこの場所の防犯です。「いやいや二階やんけ必要あるん?」と思った方要注意です。なぜなら、「このお家には塀があり、なおかつ二階のベランダの近くに木が生えてるから」です。これらを足がかりに二階などから侵入される恐れがあるためこの場所の防犯もしっかりしておく必要があります。もちろん今回紹介した場所だけ防犯しておけば間違いないとは言い切れません。あくまでも「優先順位が高い防犯設備の設置場所」なのでお気をつけください。

今回の解説はこれくらいで、次回も皆様のお役に立てる情報をお伝えできるよう日々頑張ります。

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